
涸沼のシーバス釣り場、初心者が最初に知りたいこと
涸沼(ひぬま)は、初心者が最初に立つ場所としては悪くない釣り場です。理由は、水深が浅くて広く、ルアーを引いてくる過程が見えやすいから。ただし風とベイトの位置が合わない日は、何時間投げてもまったく反応が出ません。実際に私は8月に2日連続でボウズを食らっています。涸沼は「立ち位置を選ぶ釣り場」ではなく「日を選ぶ釣り場」だ、というのが8ヶ月投げてきた今の私の感覚です。
涸沼はどんな場所か
茨城県にある汽水湖です。那珂川(なかがわ)とつながっていて、海水と淡水が混ざる。だからシーバスが入ってくるし、ボラやイナッコといったベイトも溜まります。
いちばんの特徴は、とにかく浅くて広いこと。岸から見える範囲がほとんどシャローで、深場を狙うような釣りにはなりません。ミノーやシンキングペンシルを表層〜中層で引いてくる釣りが中心になります。私が使っているのはダイワ スイッチヒッター105Sで、シンキングペンシルなのにレンジが入りすぎず、広い場所をテンポよく探れるのが涸沼と相性がいいと感じています。
アクセスの目安になるのが広浦漁港(ひらうら)周辺。ここを起点に湖の様子を見ると、風の向きとベイトの有無が把握しやすいです。細かい足場の話はここでは書きません。荒れる原因になりますし、そもそも涸沼は場所より条件で決まる釣り場だと思っています。
涸沼は「どこに立つか」より「どんな日に行くか」で結果が変わる。
いつ行くのがよいか
私が通ってみて、条件ごとの手応えを整理するとこうなります。あくまで8ヶ月分の、私個人の感触です。
| 条件 | 私の感触 |
|---|---|
| 真夏(8月・高水温) | 岸際にベイトはいるが反応が薄い。厳しい |
| 風がある日 | ベイトが寄る側が絞れるぶん、組み立てやすい |
| 無風・ベタ凪 | 広すぎて手がかりがない。時間だけ溶ける |
| 月明かりが強い夜 | 影の出方が変わる。私はまだ答えを出せていない |
時間帯は夜、というのが基本線ですが、涸沼の場合それ以上に水温が効いてくると感じます。実際に8月18日、19日と2日続けて入ったときは、どちらも日中の気温が28℃近くまで上がった日でした。岸際にイナッコは溜まっているのに、シーバスの気配だけがない。おそらくシーバスは沖の深いところに落ちていたのだと思います。これは推測で、確かめる手段は私にはありませんでした。
潮は気にするべきか
汽水湖なので海ほど激しく動きませんが、それでも動く時間はあります。8月18日は中潮、19日は小潮でした。私はまだ「涸沼の潮のこの時間が効く」と言い切れるほどデータを持っていません。ただ、潮も風も動いていない時間に投げ続けるのは、いちばん報われない使い方だというのは、無反応の時間を積み重ねた実感としてあります。
どう釣るか
私が涸沼で組み立てるときの順番です。
- まず風向きを確認する。どちら側にベイトが押されているか考える
- 岸際にイナッコがいるかを目と耳で確認する
- いれば、そのベイトの少し沖側を通す
- 反応がなければレンジを一段下げるか、引く速度を変える
- それでも無反応なら、そこにシーバスはいないと判断して移動する
4番から5番に切り替えるのが、私はいちばん下手です。ベイトが見えていると「いるはずだ」と思って粘ってしまう。8月の2日間はまさにそれで、岸際のイナッコに引っ張られて同じところを叩き続けました。19日にはスイッチヒッター105Sに10cmほどのイナッコがスレ掛かりしています。ルアーがベイトの群れの真ん中を通っていた証拠で、狙いとしては悪くない。でもシーバスがそこにいなければ、どれだけ正確に通しても何も起きません。
ベイトがいる=釣れる、ではない。これは8ヶ月やって、いちばん高い授業料を払って覚えたことです。
注意すること
- 広浦漁港周辺は漁業者の方が使う場所。作業や係留の邪魔になる場所には立たない
- 駐車は必ず正規の場所に。路肩に停めるのがいちばんトラブルになりやすい
- 夜は真っ暗になる。ヘッドライトと、足元を照らさずに済ませようとしない意識
- ライフジャケットは着る。浅いから大丈夫、は成り立たない
- ゴミとラインの切れ端は必ず持ち帰る
涸沼は生活の場と釣り場が近い場所です。私たちが荒らせば、そのまま釣り禁止につながる。細かい立ち位置をネットに書かないのも同じ理由です。
私の実際の釣果
直近の涸沼での記録を正直に書きます。
- 8月18日:中潮、24〜28℃、南寄りの風。ボウズ
- 8月19日:小潮、23〜27℃、東南東〜南南東の風。ボウズ(イナッコがスレ掛かり)
2日連続で何も釣れていません。涸沼の記事なのに釣果ゼロの報告ですが、これが8月の涸沼の現実の一面だと思っています。私の最高記録は80cm。それでもこういう日は普通に来ます。
よくある質問
涸沼は初心者でもシーバスが釣れますか
釣れる可能性はありますが、簡単な場所ではありません。浅くて広いぶんルアーを見失いにくく、練習にはなります。ただし条件が合わない日は完全に沈黙するので、1回で判断しないほうがいいです。
夏の涸沼は釣れませんか
私が8月に2日入ったときは2日ともボウズでした。高水温でシーバスが沖の深場に落ちている印象です。岸際にベイトが見えていても、それがシーバスの居場所とは限りませんでした。
涸沼と涸沼川、どちらが初心者向きですか
手がかりの多さでいえば涸沼川(大貫橋・おおぬきばし周辺)のほうが読みやすいと感じます。流れが効いていて、どこにルアーを通すかが絞りやすいからです。涸沼は広さのぶん、判断材料を自分で見つける必要があります。
どんなルアーを持っていけばいいですか
私はダイワ スイッチヒッター105Sを軸にしています。浅い場所を広く探れるので涸沼と合っています。他のルアーについては、自分で使い込んでいないので何も言えません。
次に行くときにやること
私が次の涸沼で決めているのは、この3つです。
- 水温が下がる時期まで、涸沼のシャローに固執しない
- ベイトが見えても、20投で反応がなければ判断を切り替える
- 風向きと釣果を毎回セットで記録して、条件と結果を並べられるようにする
初めて涸沼に行く方も、まずは1と3だけやってみてください。釣れなかった日のデータを残しておくと、次に行く日を選ぶ材料になります。ボウズの2日間も、記録に残っている限りは無駄になりません。
釣行の様子はInstagramで
記事に書ききれない部分は、Instagramに動画で上げています。
ヒットの瞬間、その日の水面の様子、実際に投げているところ。
文章より、見たほうが早いものをこちらに置いています。
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